外壁塗装で最も手抜きされやすい工程の一つが「下地処理」です。塗料そのものが良くても、下地処理が不十分だと本来の寿命の半分も持たないことがあります。
## 下地処理とは何か
下地処理とは、塗料を塗る前に外壁表面を適切な状態に整える作業です。主な内容は以下のとおりです。
**高圧洗浄**: 表面の汚れ・藻・カビを除去します。十分な水圧と時間が必要です。
**ケレン(目粗し)**: 塗料の密着性を高めるために表面を研磨します。金属部分は特に重要な工程です。
**下塗り(プライマー)**: 外壁材と仕上げ塗料の密着を促すための下地材を塗ります。
**コーキング打ち替え**: サイディングの目地や窓周りのコーキングを新しくします。
## 下地処理を省くとどうなるか
**塗膜の剥がれ**: 下塗りが不十分だと塗料の密着力が弱く、数年で塗膜が剥がれ始めます。
**塗料の早期劣化**: 外壁材の吸い込みが多い状態では、仕上げ塗料が均一に乗らず、薄い部分から劣化が進みます。
**コーキングからの雨水侵入**: コーキングを増し打ち(古い上から塗る)だけで対処すると、古いコーキングの剥がれから雨水が入ります。
## 確認ポイント
工事前に業者に以下を確認しましょう。
- 高圧洗浄に何時間かけるか(最低2〜3時間以上が目安)
- 下塗りは何を使うか(外壁材に合った下塗りか)
- コーキングは打ち替えか増し打ちか
- 金属部分のケレン処理はあるか
また、工事中に現場を確認できる機会があれば、下塗りがきちんと塗られているか目視確認することもおすすめです。
## 見積書で確認する方法
見積書の工程欄に「高圧洗浄」「下塗り」「コーキング打ち替え」が明記されているか確認してください。「一式」とだけ書かれていて詳細が不明な見積書は注意が必要です。
日春建装では施工工程を見積書に詳細記載し、各工程の写真を記録してお渡ししています。
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